1.7m

日記。

雨に濡れる

そのときは本心を書いているつもりでも、書いた後で

「あ、本心はこうじゃなかったな。」と思うことが多々ある。

 

話した後も、言ったその瞬間に訂正したくなるときがある。

違った。とつい思う。訂正させてもらえるかどうかは、相手による。

 

日曜日の夕方5時、なんとなく憂鬱な気分で、外をみると雨が降っている。

家にいるよりは少し、外に出たいようなそんな気分で、近くのドンキまで下の朝ごはんのパンでも買いにいくことにした。

ふと雨に濡れながら歩きたいと思った。

 

玄関でサンダルを履き、外に出た後、腕だけを雨にさらして具合を確認する。雨は結構降っていた。

 

雨に濡れていくか、傘を持っていくか少し迷う。

全身びしょ濡れのままドンキの店内をうろついて、少しだけ怪訝な視線を向けられる自分の姿が頭をよぎった。

傘は持って行って、帰り道だけ傘を閉じて濡れればいいか、と思い傘は持っていくことにした。

 

無事買い物を済ませた帰り道、傘を閉じたまま歩いてみる。

 

違う、と思った。

自分は、雨に濡れたかったんではなくて、雨の中傘も持たず、どうしようもない気分になりたかったんだ、と気づいた。

どうしようもない、となれば開き直るしか道はない。

そういう強さが今の自分に欲しかった。そう気づいた。

 

書いて、話して、体験した瞬間に、自分への解像度がぐっと上がる気がする。

自分を知るために、書くことをしばらく続けたいと思う。

 

 

以前書いた記事で、書いた後にあ、これは違ったな、と思ったものを非公開にしようと思ったが、やり方がいまいちわからなかったので、そのままにしておいた。黒歴史をみられているようで恥ずかしいが戒めとしておく。